課題解決
3回構成でお届けしている今回のテーマですが、今回はその最終回です。 1回目では、欧米企業の成功事例を日本企業が導入する際の心構えについて書きました。 欧米企業と日本企業では文化や価値観が違うので、欧米のベストプラクティスを参考にして変革を進め…
前回は、欧米企業の成功事例を日本企業が導入する際の心構えについて書きました。 欧米企業と日本企業では文化や価値観が違うので、両者のギャップを理解することから始めなければなりません。その上で、実装段階には、日本企業の良さをうまく仕組みに埋め込…
前回までのブログでは、欧米企業の成功事例を鵜呑みにしてはいけないという話をしました。有無を言わさず無理やりに導入したところで、逆にこれまで培ってきた日本企業の良さまでもが破壊され、逆効果となります。 私はコンサルタントになりたてのころから、…
3回目で最後となる今回の話に入る前に、これまでの2回を簡単に振り返ることにしましょう。 日本企業はかつて欧米の先進企業を模倣して成長してきました。欧米の進んだ技術を学び、それを日本人の工夫と情熱でさらに発展させ、ついには世界のトップに君臨した…
前回は、日本企業の失われた30年について話しをしてきました。 私は、バブル崩壊後の日本企業の低迷がこれほど長く続いている理由のひとつは、日本企業が後先を考えず、欧米企業の成功事例の猿まねに走ったことだと考えています。 「うまくいっている人たち…
私は職業柄、お客様の変革活動に関わることがよくあります。 そんな私が20年以上も前から感じている問題意識について書きます。 その問題意識というのがこれです。 「欧米の成功事例を鵜呑みにして失敗を重ねる日本企業の愚かさ」 私たちの身近にある日本企…
歳を重ねるに連れて昔を振り返ることが増えてきました。 大学を卒業して就いた職業は自動車の設計でした。工場地区ゆえに朝が早く、設計ゆえに夜が遅い生活の中で、楽しかった学生時代をよく思い出したものです。 今風に言えば “ブラック” な働き方でしたが…
計画を立てていると、さまざまな課題が表面化してきます。これは計画の醍醐味のひとつではありますが、これが困った状況を招くのも事実です。なぜなら、表面化した課題を放置したままでは、その先の計画に進むことができないからです。 表面化した課題をどの…
計画が苦手な人は共通して計画を軽視しています。 そこで私は、計画軽視になる理由を考えてみることにしました。 私は目の前の “計画嫌い(計画軽視の人たちはこう呼ばれることが多い)” たちを観察しました。 そして、彼らの共通点に気付きました。 “計画嫌…
私は日頃から「計画」に思いを巡らせているわけですが、10年くらい前にマイブームだったのは「計画が得意な人と苦手な人は何が違うのか」という問い掛けの答え探しでした。 今回は、そのころ考えていたことを徒然と書くことにします。 計画が苦手な人は共通…
私は計画のポイントを「ODISQ(オーディスク)」と表現します。 O 俯瞰する(overlook) D 決める(determine) I 想像する(imagine) S 構造化する(structure) Q 問い掛ける(query) O、D、I、Sについてはすでに説明しました。 今回は「問い掛ける(qu…
そのころ私は、ある組織のプロジェクトマネジメント力底上げに向け、プロジェクトマネジメント基本行動の定着を指導していました。収益性悪化の原因がプロジェクト運営の乱れにあると判断したお客様からの依頼でした。 調べてみると、技術者ひとりひとりの技…