計画の技術

「小手先ではなく、すべての計画領域に共通する根本的な計画力があるはずだ」

知識を活かして切れ者になりたければ、その知識を “自分化” する能力を身に付けなさい (2)

インターネットのおかげで、私たちはさまざまな方法論を知識として蓄えられるようになりました。以前は専門的なトレーニングを受けたコンサルタントの専売特許だった方法論は、今や市民権を得つつあります。 しかし、書籍やインターネットで手に入れた方法論…

知識を活かして切れ者になりたければ、その知識を “自分化” する能力を身に付けなさい (1)

私の知る限りにおいて、よい計画が価値を生み出すのは決まって実行段階です。 思いがけない事件に巻き込まれることが少なくなった。 計画変更に伴う悪影響を予見できるようになった。 実行手順で迷うことがなくなった。 計画者の意図がわかるようになった。 …

計画の達人は詳細化にこだわる

計画する上で一番悩ましいのが詳細化です。 前回は “詳細度” について書きました。詳細度が粗すぎると計画の信頼性を担保できませんが、細かすぎると計画作成や進捗管理に手間がかかりすぎて長続きしません。 しかし、詳細度の見極めだけが詳細化の難しさで…

計画は “効果” と “効率” の絶妙なバランスの上で成り立っている(2)

前回は「計画は必要か、それとも不要か?」という問いかけから始めました。 この答えは “効果” と “効率” の絶妙なバランスにありました。 計画の効果 = 確実な目標達成 計画の効率 = 計画の手間 今回は、これについて深堀します。 計画肯定派を増やすため…

計画は “効果” と “効率” の絶妙なバランスの上で成り立っている(1)

計画は大切ですが、盲目的に祀り上げればいいわけではありません。 「計画は必要か、それとも不要か?」 この答えは簡単ではありません。 「計画の大切さを疑うのか?」 「迷いは禁物ではないか?」 読者からはそんな声が聞こえてきそうですが、この迷いがあ…

最大のポイントは「計画する時間を確保できない」をどう解決するかにある

「計画する時間を確保できない」という切羽詰まった状況を、私はこれまでに多く見てきました。 今回は、このような状況に追い込まれた組織の事情を振り返り、そうならないための方法について考えます。 私は以前にも、同じようなテーマでブログを書きました…

トップダウンかボトムアップか、それを決めるのは計画だ(3) “ すり合わせ” と “権限移譲” に翻弄されるな

トップダウンでいくべきときか、ボトムアップでいくべきかの判断は計画に盛り込んでおくべきです。 欧米型のトップダウンでなければ世界に取り残されるだとか、ボトムアップ型でなければ現場の強みを生かせないだとか、そんな問題ではありません。トップダウ…