計画の技術

「小手先ではなく、すべての計画領域に共通する根本的な計画力があるはずだ」

作業計画で誰もがぶつかる壁「タスクはどの程度まで詳細化すればいいのか?」についての私の考え

私の本職は企業相手のビジネスコンサルティングなわけですが、その中身はさまざまです。事業立ち上げや事業計画作成などのお手伝いが多いですが、馴染みのお客様から不調事業の立て直しを頼まれることもあります。 このときもそうでした。 以前に事業立ち上…

問題を抱え込んでいる組織の人たちには周回軌道を外れる勇気と瞬発力が必要だ (2/2)

プロジェクトマネジメント基本行動定着活動については、これまでも何度か取り上げてきました。この活動をスタートした背景には、プロジェクトの問題を早期発見することでプロジェクトに起因する事業問題を未然に防ぎたいという組織の思いがありました。問題…

問題を抱え込んでいる組織の人たちには周回軌道を外れる勇気と瞬発力が必要だ (1/2)

計画力を強化すればするほど、進捗会議を通じて問題を早期に顕在化できるようになります。ところが、問題を抱え込んでいる組織では、せっかく顕在化したこれらの問題をうまく解決できていません。 問題がエスカレーションされず、途中で消えてしまう。 誰も…

計画は躾(しつけ)の問題だ(2/2)

今回は前回に続き、プロジェクトマネジメントを例にとって、私がどのようにして計画を躾けているのか、その方法について紹介します。 そこには「Microsoft Project」と「基本行動」が深く関わっていました。Microsoft Projectを日常的に活用させることでプロ…

計画は躾(しつけ)の問題だ(1/2)

ガバナンスの効いている組織では、変革の多くはトップダウンで行われます。現場の納得感よりも組織の利益が優先されますし、現場もそれを理解しているからです。欧米企業や外資系企業が短期間で変革を成し遂げられるのはこのためです。 しかし、このやり方で…

ガバナンスの効かない組織に計画を定着させられるのか? 私が出したひとつの答え

私は外資系企業に勤めた経験があります。そこは、ガバナンスが前提の組織でした。戦略やさまざまな変革施策、目的意識や目標設定、働き方に至るまで、組織によって敷かれたレールの上で行動していました。 外資系企業の日本法人で働いていた人たちの大半は日…

「走りながら考える」これがモットーの鈴木さんは“飛込み業務”で問題児となった

計画軽視という言葉を「走りながら考える」と言い換えるとどうでしょうか。 計画軽視の自覚がない人も、これならピンとくるはずです。 走りながら考える、そんな仕事のやり方が普通に行われている日本の組織をたくさん見てきました。彼らは、目の前の作業に…